仲間と団結してインターハイ優勝!
ロンドンオリンピックで大活躍された寺本さんですが、小学1年生の頃、公園の鉄棒が大好きで、体操クラブのレジックスポーツに通い始めたそうですが、体操のどんなところが好きですか。
いろいろな技ができるところです。特に、段違い平行棒で、くるくる回る系が大好きで、小さい頃は公園の鉄棒で、足をかけてくるくる後転して遊んでました(笑)。
体操の練習や試合では、どんな瞬間が楽しいですか。
やっぱり新技を練習している時は楽しいですね! 体操は夏がシーズンなので、冬に新技を練習している時が一番好きです。
名古屋経済大学市邨高校 体操部の部員として、高校総体など、高校生の大会にも出場していますが、学校で練習する部活と、このような体操クラブで練習する事の違いは何ですか。
施設、環境だと思います。名経大市邨高校 体操部の部員は全員、ここレジックスポーツで放課後練習しているので、部員全員が上を目指して本格的に練習しています。
名古屋経済大学市邨高校 体操部の魅力は。
長年、先輩方が試合で出してきた成績を、どの学年も安定して積み重ねているところだと思います。
日々の練習で大切にしている事はありますか。
ケガをしないことはもちろん大切なんですけど、一つ一つ全ての練習をしっかり頭で考える事を大切にしています。
今までで一番印象深い部活や体操の思い出はなんですか。
一番感動、楽しかった思い出は、高1の時にインターハイで優勝した事です。優勝できると思っていなかったので、毎日一緒に練習している仲間と団結して優勝した時は、感動しました。
4月に行われた体操ワールドカップでの日本人女子初優勝や、ロンドンオリンピック出場より、インターハイ優勝ですか。
はい。インターハイが一番楽しかったです。試合も盛り上がっていたし、予選2位からの逆転優勝も嬉しかったです!
部活以外は何をして過ごしていますか。
オフの日は、高校の同級生と遊んだり、Youtubeを見て過ごしています(笑)。
ロンドンオリンピックに出場して
オリンピック代表に選ばれた時はどんな気持ちでしたか。
日本代表選手を選ぶ、4日間の選考会が、今までで一番緊張しました。2日目、3日目にミスがでて、でも4日目が終わって代表に選ばれたときは、達成感と安堵感でいっぱいでした。
夢をかなえた! って感じでしょうか。
最初は公園の鉄棒が大好きという気持ちだけで始めた体操だったので、オリンピックに出られるなんて考えたことがなくて、夢の世界が実現した感覚でした。
高校生として、ロンドンオリンピック本番まで、そして本番、本番後はどんな気持ちなんですか。
ロンドン前の合宿では、普段の学校生活とは切り替えて、オリンピックで使用する海外メーカーの器具に合わせる練習をしていました。ロンドンに入ってからは、時差とか、坂本先生がいない事に対して体調を整えることを大切にして、本番は、オリンピックを意識しないで、普通の海外大会と思うようにしてました(笑)。
大会後は、3日間ノーミスで演技できたのが夢のようで、もう終わっちゃったんだなって思ってました。
ライバルとか尊敬している人はいますか。
海外の選手なんですけど、中国のファン・チューシャン選手や、ルーマニアのラリサ・ヨルダケ選手のような、個性あふれる演技で観客を楽しませられる選手に憧れています。
今回のテーマが ” 夏だからすべてにアツく! ” なんですが。
私は試合前はアツくなくなるんです。というか、結果にこだわりすぎないで、自分の演技をやり切ることを大切にしています。
最後に今後の目標と将来の夢を教えて下さい。
最終的な目標はリオですが、それまでの過程で出場する海外の試合で経験を積み重ねて勉強していきたいです。
ありがとうございました。