1.手を抜かず、インターハイ優勝
8月に小田原で行われたインターハイ個人優勝おめでとうございます。決勝戦では30分に迫る熱戦でしたが。
はい。自分の良いところを出せればと思っていたので、最後は自分の得意技で一本がとれました。
そんな中根くんが剣道を始めたきっかけを教えてください。
小学校入学前の5才の時に始めたのですが、最初は兄が剣道をやっていて、気づいたときには自分も竹刀を持たされて稽古していました。
剣道を始めたときはどんな気持ちだったのですか。
イヤでイヤで・・・。 本当は野球がやりたかったのですが、親から「 野球はお金がかかるからダメだ 」って言われて(笑)。 おそらく本当の理由は、自分に剣道をやらせたかったのだと思います。
イヤで始めた剣道との事ですが、中根くんは中学生の時に全中大会で優勝し、今回のインターハイでも優勝を果たしましたが、剣道のどんなところが好きで続けていますか。
試合が好きです。特に勝負所の試合で勝てた瞬間は、剣道が好きだ、辞めないで続けていて良かったなって思います。
水戸葵陵高校 剣道部の魅力は。
どっしりとした構えから、思い切った技を打ち、打った後もキレイなところが一番の魅力だと思います。
中根くんは大分県の出身ですが、なぜ水戸葵陵高校 剣道部に入部を決めたのでしょうか。
大分の先輩が水戸葵陵高校 剣道部で日本一になったので、自分も水戸葵陵の剣道を習って日本一になりたいと思い、憧れて入部しました。
日々の稽古の中で特に大切にしている事はありますか。
基本を意識して、一つ一つの練習メニューの意味を考え、手を抜かずに一生懸命やることを大切にしています。
その中でも特に大切だと思っているものはありますか。
基本打ちである切り替えしや、立ち合いの技練などは特に大切だと意識して取り組んでいます。
ちなみに、好きな稽古はありますか。
無いです(笑)。 でも気を抜かずに練習しよう。水戸葵陵の剣道で日本一になろうという強い気持ちでやっています。
逆に、この稽古は特にキツイ! というのはありますか。
合宿の時に、自分の限界を超えるまで持っていく、切り替えしの稽古です。水戸葵陵高校 剣道部は月に1回か2回、3泊4日で校内合宿をおこなうので、合宿が一番キツイです。
合宿の時はどんなスケジュールで稽古しているのですか。
朝練をやって、学校で授業を受け、普段の稽古を半分のメニューで練習し、そこから合宿のメニューを練習しています。
今までで一番印象深い部活や剣道の思い出はなんですか。
夏の校内合宿です。朝練、午前練、午後練、夜練の4部練で、朝から晩までのキツイ稽古を仲間と一緒に乗り越えていくので、一番の思い出です。
2.大学でも日本一、教え子も日本一に
自己成長には仲間やライバルの存在が大切だと思いますが、インターハイ個人で優勝に輝いた中根くんにとって、そのような存在はいましたか。
チームメイトの安井くんです。安井くんがいなければ今の自分はいないし、僕にとっては彼がライバルで、常に五分五分の戦いです。でも試合では絶対に負けないという気持ちでいます。
尊敬するアスリートなどはいますか。
剣道ではないのですが、イチロー選手です。黙々と自分が掲げた目標を成し遂げているので尊敬しています。
最後に今後の目標と将来の夢を教えて下さい。
大学でも日本一になって、将来は教員として、教え子を日本一にしたいです。
ありがとうございました。