カワイイ競技をやりたくて
中学生の時、砲丸投げで14m97cmを投げ全国優勝を果たした山内愛さんですが、投てき競技を始めたきっかけは。
幼稚園から小学校6年生までずっとクラス代表のリレーの選手で、足の速さには自信があったので、中学で陸上部に入ったのがきっかけなんです。最初は100メートルとか高跳びとか女の子らしいカワイイ競技をやっていたんですけど、お父さんに「砲丸投げをやれ!」と言われてて、でもそんなのカワイクないからって断っていたんです(笑)。そしたら中1の終わりくらいに2種目にエントリ-できる市の大会があったので、100メートルと砲丸投げに出場してみたら、砲丸投げで2位になって、お父さんから「やっぱり砲丸投げだろ!」って。
高校に入って三種目(砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ)やろうと思ったのは。
顧問の鈴木先生に勧められたのがきっかけです。中学だと2.7kgの砲丸が、高校になると一般と同じ4kgになるので、少しスランプになっていたときに先生から「投てきは他にもあるから、やってみたらどうだ」って言われて。だから本格的にやり始めたのはまだ一年くらいなんです。
投てき競技の魅力は何ですか。
遠くに飛ばせるところです。見ているお客さんも分かりやすいので、単純で見ていておもしろいと思います。
山内がキャプテンで良かった!
現在、小田原城北工業高校 陸上部では女子部員が山内さん一人だそうですが、部の魅力は何ですか。
工業高校なので女の子が少なくて、さらに全国大会に出たりしていると、周りから一歩距離を置かれている感じがするんですけど、そんな私の気持ちを察してか、先生も男子部員も、私に気を使ってくれるので、感謝しています。
好きな練習とか嫌いな練習ってありますか。
一般的な高校だと、みんな一緒にやるメニューが決まっているんですけど、城北工業の場合は、先生が部員一人一人にメニューを作ってくれるので、そのメニューに自分が今日やりたいメニューをプラスして練習することができるので、けっこう自由なんです。私は練習があまり好きではないんですけど、大会前の大会会場での練習は大好きです!
ライバルとかはいますか。
ライバルとかって思ったりすることは無くて、全国大会に行くと会える仲の良い女の子友だちはいます。特に、東大阪大学敬愛高校の瀧川寛子ちゃんとは仲良しです(笑)。
尊敬するアスリートとか有名人はいますか。
ジャッキー・チェンです。小さい頃よくおばあちゃんちで映画を見ていたのと、チャリティー活動を積極的にしているのがステキだと思って。
部活以外の日常を教えて下さい。
食べてるか、寝ているか(笑)。最近、親と温泉に行くのが好きになってきました。
山内さんは陸上部の部長ですが、キャプテンシーとか、こういうキャプテンを目指しているっていうのはありますか。
私以外全員が男子部員の中、キャプテンをやらせてもらっているので、部員のみんなから「山内がキャプテンで良かった!」って思ってもらえる事を目指しています。
最後に今後の目標と将来の夢を教えて下さい。
10月の国体で決勝に残ることが目標です。将来の夢はまだ決まっていません。
ありがとうございました。