春高連覇。今度は私服をがんばる!
バレーボールを始めたきっかけを教えてください。
5歳年上の姉の練習について行っていたことがきっかけなんですが、なんとなく生まれたときか ら私はバレーをやりたくて生きているんだって思っていました。
何歳から始めたんですか。
小3から始めました。記憶も無い赤ちゃんのころから姉の練習を見ていたので、早くやりたくて仕方が無かったんです。でも黒後家のルールでバレーは小3からと決まっていたので、 早く小3にならないかなって思いながら生きていました(笑)。
その頃はバレー以外にも色々な習い事をしていましたか。
水泳やピアノ、そして母が学研教室を運営していたので、 そこで一緒に勉強をしていました。
ところで、バレーボールのどんなところにはまったんですか。
どこと言うよりすっとはまりましたね。待ちわびていたので。
下北沢成徳でバレーをすることに決めた理由は。
中学生のときはバレーの技術や戦術を指導して頂いたので、高校ではフィジカルを鍛えたいと思いトレーニングを重視し全日本の選手も多く輩出している下北沢成徳に決めました。ここに進学したら絶対に成長できる確信があったので。
当然日本一になるために練習量は多いと思いますが、小3でバレーを始めたときと今とで、好きな気持ちの大きさは。
小3の時と今とバレーを好きな気持ちは変わらないです。 下北沢成徳は年間を通して合宿が多く終日練習で肉体的にも精神的にも追い込まれますが、練習後の自主練も選手それぞれが積極的に行っているので、バレーボール好きには天国です(笑)。
自主練で特に強化を意識した部分はありますか。
守備を強化する意識を大切にしました。ただ攻めるだけの選手ではこの先苦しくなると思っていたので、サーブレシーブなどを中心に自主練をしていました。
いつ頃から、高い意識で取り組むようになったんですか。
小4のときからです。試合で負けるのがイヤだと思ったんです。試合に出たら必ず勝ちたいって。
高校でも高い意識で活動するモチベーションはどこでしたか。
春高で優勝することを目指していました。そして念願が かなって優勝することができたので、それからは卒業後に全日本に選ばれて世界で戦ってみたいと気持ちで活動しています。
そうなると高校での一番の思い出というと春高優勝ですよね。
はい、優勝した瞬間ですね。2年3年と連覇したんですが、3年生の時の優勝は責任というか重圧が大きかったので、チーム一丸で成し遂げた瞬間は最高でした。そして終わってから振り返ってみると、その責任感があったからこそ出来ていたプレーもあったので、重圧もよかったと思います。
常にチーム一丸だったんですね。
一度だけぶつかったことがあります。インターハイの2日前までレギュラーメンバーの3人が、バレー大国のタイで行われた全日本のカテゴリー別合宿に参加していて、タイのバレーボールファンが私たちと写った写真をSNSにアップしていたことで、日本でキツイ合宿を行っている仲間と誤解が生じ帰国後の雰囲気は最悪でした。でもインターハイで優勝したことでチームがまた一丸になれたんだと思います。
ちなみに、自身の強味はどこですか。
パワースパイクです。Vリーグではスピーディーな攻撃が多く1本目のサーブキャッチが上手く返らず、トスがハイボール になりブロックが2枚になったときもしっかり打ち切れる選手になっていきたいと思っています。
中高生の頃は色々なことに興味がわく多感な時期ですが。オフの日の過ごし方や、バレー以外に興味のあることは。
週に1度のオフの日には部の仲間と映画を観にいくことが多いです。体をなるべく動かさないで遊びたいので(笑)。でもその後は結局バレーボールの話で盛り上がっています。
試合で勝つために工夫していたことはありますか。
戦う準備というか空気を大切にしています。今年のチー ムは後輩もベンチに多く入っており、3年生がピリッとした空 気感を出してしまうと後輩が固まってしまうので、試合前まで全員で普段通りの会話をして、直前に引き締めていました。
今号のテーマ「今一番ほしいモノ!」を教えてください。
物欲がないんですよね…。あっ、私服がほしいです! 高校は制服があったので出かけるときはほとんど制服でよかったんですけど、社会人になってから着る服が無いので、姉を見習って服を選ぶセンスを身につけたいと思います。
では、おしゃれして会いたい理想のタイプは。
俳優で好きなタイプは小栗 旬!独特な感性が好きです。それに優しそうですし、私優しくされたいんです。練習で疲れたうえにケンカするともっと疲れちゃうんで。
今後の目標を教えて下さい。
高校時代から進化したVリーガーとして結果を残すこととが、まず当面の目標です。
最後に部活に励む中高生にメッセージをお願いいたします。
仲間を大切にしてください。私たちのチームでは全員そろってやる練習と、一人が欠けてやる練習とではまったく質が 違ったので、一人はみんなのために、みんなは一人のためにの気持ちを大切に日々活動してほしいです!
ありがとうございました。