アイスホッケーへの思い
中学高校では何部に所属していましたか。また、入部したきっかけを教えてください。
僕は札幌生まれ札幌育ちなんですけど、6才から中学卒業まで雪印Jrというチームで活動していて、高校からアイスホッケー部に入部し活動していました。
中高時代の部活の中で、一番嬉しかった思い出は何ですか。
高2のときに、駒大苫小牧高校という全国大会で何連覇もしているような強豪校に、フェイスオフからタイムアップまで終始1点差をリードして勝った試合が一番嬉しい思い出です。
では、一番つらかった(きつかった)思い出は。
高校のアイスホッケー部に入部したとき、挨拶や言葉遣いなどの上下関係が厳しかったことです。でもその時に礼儀を教わったのは、後々の人生でとても役立っています。
フリーブレイズでキャプテンとして活躍されている田中豪選手ですが、プロを意識しはじめたのはいつ頃ですか。
父親もトップリーグのアイスホッケー選手だったので、僕もアイスホッケーを始めた頃から将来はトップリーグで活躍できる選手になりたいと思っていました。しかし、子供の頃はただ漠然とそう思っていただけなので、実際にプロを意識し始めたのは高校2年生くらいからです。一緒にプレイしていた仲間にも将来トップリーグのチームから誘いが来ていたので、そういう環境にいるうちに、自分もそうなるぞって強く意識するようになりました。
ちなみに、練習の無い日は何をして過ごしているんですか。
なんだかんだオフの日も、自主トレや試合のビデオを見たり、ホッケーのことを考えて過ごしている事が多いですね(笑)。
今までアイスホッケーを続けてこられていますが、他の競技にはない「これだ!」という魅力を教えてください。
やっぱり、スピード感とパックぎわの体と体のぶつかり合いなどの激しい戦いがアイスホッケーの魅力だと思います。プレイヤーの入れ替えも自由ですし、常に100%の選手たちが氷上で戦っているので、プレイするのも観戦するのもとても面白いスポーツです。
今までの人生で部活での経験が活きたことはありますか。
先ほどもお話しました礼儀を学べたのはとてもありがたかったですね。社会に出ると色々な人と接する機会が多いのでとても役立っています。また、同じ目標を持って日々練習を積み重ねた部活の仲間の多くも、今もアイスホッケーを続けているので、何かあると相談することもできますし、今でもみんな僕にとっての大切な仲間たちです。
チャレンジスピリッツ
今までの人生の中で一番のターニングポイントは。
早稲田大学に進学してアイスホッケー部で活動を続けていたんですけど、大学卒業間近になっても就職先の所属チームがなかなか決まらなくて、アイスホッケーを辞めなくてはならない可能性がありましたが、最後まであきらめないで全力でやろう!と活動していました。そうしたら(旧)SEIBU プリンスラビッツに入れてもらえることになったので、それが今もアイスホッケーを続けることが出来るターニングポイントだと思います。
今後の目標と田中豪選手の夢について教えてください。
僕が所属しているフリーブレイズは、アジアリーグというアイスホッケーのプロリーグに参戦し活動しているのですが、アイスホッケーを野球やサッカーなどに負けない人気のスポーツにすることが僕の夢です。目標としては、 昨年ESVカフボイレン(ドイツ2部リーグ)という海外のチームでプレイしたのですが、もう一度チャンスがあれば海外に行きたいです。
常に新しい何かに挑戦するチャレンジスピリッツって大切ですね。最後に、部活を頑張っている中高生にメッセージをお願いします。
部活を通して学べることはとても多いので、頑張りつつも楽しみながら活動してください。
ありがとうございました。