YELL 部活応援プロジェクト [エール]

SHARE

SHARE

UPPERCUTS B

2007年5月~2018年3月、日本を代表するトップアスリートのインタビューはこちら!

M21(ミツイ)

バスケットボール : HOOPERS (ストリートボールリーグ)

浄土真宗東本願寺派 本山東本願寺の若院でありながらストリートボール「HOOPERS」という3on3のバスケットボールリーグの選手として活躍中の、M21( ミツイ) 選手。ストリートボールの魅力や、バスケへの熱い想いを語って頂きました。M21選手から中高生へ向けての魂こもったメッセージも必見!

家がお寺だったので継ぐことが決まってた。だから将来の夢は日体大に入ることだった。

小学校からバスケをはじめたそうですが、キッカケを教えてください。

近所に住んでたおねえさんがバスケをやっていて、小学校のミニバスの練習についていってボールで遊んだのがキッカケです。小学校2年生くらいですね。水泳とか他のスポーツもやっていたんですけど、バスケが一番しっくりきたんです。

M21

高校時代、バスケ部での一番の思い出はなんですか。

3年のときのインターハイ出場を決めるリーグ戦が一番の思い出ですね。県大会の上位4チームでリーグ戦をやって、2チームがインターハイに出られるんですけど、福岡大大濠が実力的に1番、残り一枠を3チームで争うという感じで、僕ら福岡第一は前評判で3番手くらいだったんです。最後の試合の前までで、残り3チームが同じ勝率で並んでて、僕らはただ勝つだけじゃなくて相手に12、3点差をつけて勝たなきゃいけなくて、その試合に勝ってインターハイ出場を決めたんです。

M21

部活以外の思い出はありますか。

ワルまではいきませんけど、やんちゃでしたね。親にも結構迷惑かけてました。部活終わって夜中の1時に帰ったり。でも、家がお寺なので深夜に帰ると怖かったです(笑)。

M21

その頃、将来の夢はありましたか。

記憶にはないのですが、この前実家の部屋を片付けていたら、中学1年の時、パソコンの授業で打ち込んだ「自分の将来の夢」っていうのが出てきたんです。「バスケで日本体育大学に行く」って書いてあって、ホントにその通りになってますね。でもその頃からお盆の時期とかにお寺の仕事も手伝っていたので、お寺を継ぐという意識はありました。唯一実現できなかったことは、高校のとき目標にしていた全日本ジュニアに入れなかったことです。

M21

部活の先輩としてアドバイスを頂きたいんですが。バスケを辞めたいと思ったことはありますか。

何度もありますよ。親に大切に育てられたので高校生の頃はわがままだったんです(笑)。先生に怒られただけで体育館から出て行ったり。でも辞めなかったのは、バスケが、試合が大好きだったから。練習は嫌いでしたけどね。走ることが多かったので…

M21

試合前、緊張しますか。

緊張しますね。でも僕の場合は、苦手なことをがんばれば結果が付いてくると思ってやってます。嫌いな練習程、たくさんやるようにして、試合に緊張しないメンタルを作っています。

M21

ストリートボールリーグ“HOOPERS”

一度辞めたバスケをまた始めた理由は何ですか。

出会いですね。大学卒業したらバスケを辞めるって親と約束して東京に出てきたんです。卒業して約束どおりお寺で2年間修行(実習)して、バスケもまったくしていませんでした。でも、修行が1年過ぎたころbjリーグとかが盛んになってきて、同期の仲間たちの活躍が耳に入ってくるようになったんです。そんな時たまたま大学の先輩からレジェンドっていう3on3のストリートボールリーグがあるから一度見に来ないかって誘われて行ったんです。レジェンドには、僕の好きな要素が全部入ってた。音楽がガンガン鳴ってて、お客さんもいっぱいいて、選手の魂のこもったプレーもすごいし圧倒されました。今まで自分がやってきた正統派のバスケを否定するわけではないんですが、バスケを始めたころのドキドキや、魅力がたっぷりつまっていて、バスケの選手寿命は32歳くらいだし、やるなら今しかないと思って、両親に電話して、またバスケがやりたいって言ったんです。そしたら「一度決めたことは最後までやれ、残り一年間修行したら後は好きにしていいから」って。それから時間を見つけてはお寺の周りを走ったりするようになっていました。修行が終わってからも1年間トレーニングをしっかりこなして、晴れてレジェンドの舞台に上がることができました。/p>

M21

バスケのプロリーグはいろいろありますが、M 2 1選手がHOOPERSを選んだ理由は何ですか。

HOOPERSの魅力は、自分が好きになったバスケの理由が全て詰まっているところや、選手にやらされてる感じがなくてとにかく熱いところです。選手全員自分を表現する気持ちが強くて、個人戦の戦いなので、手を抜くとその結果が自分に降りかかってくるのが嫌だから、みんな必死です。ただの勝敗だけじゃなく、自己表現の場として参戦しているから、自分がちゃんとお客さんに価値を示せたかどうかがHOOPERSでは大切。勝っても負けても舞台裏で涙を流す選手もいるんです。その熱さの連鎖がHOOPERSを見に来てくれているお客さんにも伝わっているんだと思います。

M21

プロとして一番大切にしていることとはなんでしょうか。

試合では常に100%のパフォーマンスでやらなきゃいけないし、個人で参戦する以上は自分を表現する場なので、自分の生きざまをバスケットで表現したい。それに普段生活する中で、バスケに対するかかわりを無下にしたくない。だからやるからにはバスケで自分の人生を変えるくらいの気持ちでやってます。

M21

部活をやってよかったと思うことはありますか。

部活というか、バスケをやっててよかったなって思います。HOOPERSの舞台に立てるのも、今までバスケを一生懸命やってきたことによって出来た人とのつながりだし、バスケがなかったら今の自分はないなって。バスケは自分そのものだから。

M21

最後に中高生に向けてメッセージをお願いします。

やらされてるんだったら、辞めた方がいい。辞めて他に目を向けた方がいいと思います。でも好きだったらとことん取り組んだ方がいい。今体験していることや学んでいることは、後の人生できっと役に立つから。

M21

ありがとうございました。

YELL CHANNEL
応援企業
  • heteml
  • heteml
  • heteml
  • heteml