イベントでは、EXILEのTETSUYAさんとアディダス グローバルトレーナーが共同考案した、素足感覚シューズ「adipure 360」のベネフィットを活かしながらの360秒に構成された ”アディピュア・トレーニング ” を初披露。
オープニングイベントには、アディダスファミリーである、TETSUYAさん、太田雄貴選手、武井咲さん、SHIHOさん、井岡一翔さんが会場を盛り上げました。
トレーニングは 『adipure 360』
本日のイベント「アディダス・トレーニング・アカデミー」のオープニングイベント、どうでしたか。
楽しかったです! 普段テレビで見ている、武井咲さんや、EXILEさん、SHIHOさん、井岡一翔さんと一緒にできて、すごく楽しかったです。
そんな中、フェンシングの攻撃のパフォーマンスを披露しましたが、adipure 360の履き心地はいかがですか。
僕は普段、5本指の adipure trainerを履いてトレーニングしているんですけど、adipure 360もとてもイイですね! アディダスは良い靴が多すぎて、どれを履くか迷います(笑)。
フェンシング愛と中高生時代
小学校3年生の時にスーパーファミコンを買ってもらうという約束でフェンシングを始めたそうですが、中高生時代、他のスポーツをやってみたいとかは思わなかったですか。
小学生の時から結果を出せていたので、将来はフェンシングでオリンピックに出たいと思っていましたから、フェンシング一筋でしたね。
フェンシングの魅力、他の競技との違いは。
分かりにくさだと思います。フェンシングの面白さはやってみないとわからないです。見ているだけだと、早い動きをするスポーツだな感じるだけだと思いますが、やってみると言葉では表わせない部分が数多くあります。
中高生時代、一番嬉しかったフェンシングの思い出は。
個人種目でインターハイ3連覇と17才で全日本選手権を優勝した事です。でも一番嬉しかったのが、高校3年の時にインターハイの団体で優勝したことです。
それだけの結果を出せたという事は、かなり厳しい練習を積み重ねてきたからだと思いますが、サボりたいとかやめたいと思ったことはありますか。
ありますよ。特に剣を持たないで永遠とやるフットワークの練習はキツかったですね。やるというよりはやらされる練習なので。でも、つらい事から逃げるのは簡単ですけど、フェンシングで日本人初のオリンピックメダリストになりたいという強い思いがあったのでがんばってました。
恋愛とかはしていましたか。
フェンシングが一番好きだったので、結果が悪いと恋愛のせいにしたりして、心がごっちゃごちゃになったりしてました(笑)。中高生の頃って色々な誘惑に駆られますけど、部活が僕自身を大きく成長させてくれたので、部活動をやっている中高生は、たとえ結果がでなくても将来必ず自分にとってプラスになると信じて続けてほしいです。
高1の時に学年2位の成績で表彰された事があるそうですが、勉強と部活の上手な両立の仕方を教えてください。
高1まではフェンシングも勉強もがんばっていたんですけど、高2になってからは海外での試合が増えてきて、一番欠席数の多い高校生になってしまい勉強する時間も減ってしまいました。でも時間が無い中で勉強はしていましたし、試験前1週間は寝ないで勉強したりもしていました。そういうつらい状況でもがんばれる事が大事だと思っています。
中高生の時、将来の夢はありましたか。
日本ではフェンシングの選手として食べていくのは無理でしたから、22、3歳でフェンシングを引退して、大学の教授になる勉強をしたいと考えていました。でも自分が結果を出し、その状況を打破していければ道が開けるのではないかとも思ってました。
団体銀メダルを獲得したロンドン五輪
北京オリンピックでは個人種目で銀メダル、そして今回のロンドンオリンピックでは団体で銀メダルでしたが、何か違いはありましたか。
まずは二大会連続でメダルを獲れたことが大きかったですね。もちろん金メダルが一番よかったんですけど、自分たちの力をすべて発揮した上での結果なので、みんなで獲れたということが価値が高いと思います。
北京でメダルを獲った時は、まだ就職もできていなくて、涙の記者会見がありましたが、北京後、ロンドンまで、自分をサポートしてくれる会社がある中で、社会からも結果を求められているというプレッシャーはどうでしたか。
逆にそれが良いプレッシャーになりました。北京の時とは違って、給料を頂きながらフェンシングが出来る環境になったので、それに見合う結果を出すために、日ごろの練習から高いモチベーションでロンドンをむかえられました。
太田選手はプレッシャーを前向きに、ポジティブに上手にとらえていますが、何かいい方法があるんですか。
よく寝ることが一番です(笑)。それと頭で考えないで、体を動かすことですね。体を動かしていると、余計なことを考えなくなるので。
太田雄貴選手から中高生へのアドバイス
キツイ練習が嫌で部活を辞めたいと思ったことはありますか。またそういう事を思っている中高生に対して、乗り越えられる方法、アドバイスをお願いいたします。
辞めたいと思った事はありますけど、人生の中で自分が何を達成したいのかとか、何をしたいのかを問う事が大切だと思います。
上手になる為には、キツイ練習がつきものですが、乗り越えるコツはありますか。
上手になるには、強くなるためには、苦痛をともなう練習をしないと成果は得られないと思うんですよ。部活を始めた最初の頃は、その競技を楽しむことも大切だと思うんですけど。トップアスリートは練習を楽しいと思っていられないようなレベルでやっているので、みんな苦痛は当たり前だと思っています。自分が何を達成したいと思ってやっているのかを腹にくくってやる事が大切です。
試合前の緊張とは、どのように向き合っていますか。
どんな選手だって緊張しますし、大切な試合になればなるほど緊張します。僕だって未だに緊張するので、中高生のみんなも緊張する事には悩んでほしくないですね。大事なのは負けてしまった時や失敗をしてしまった時に言い訳をしないで、緊張した中でも自分を信じてプレーする事です。
落ち込んでいる時は、どうやって元気になりますか。
中高生の頃は悩んだ分だけ練習をしました。壊れるまで走ったりしたこともあります(笑)。今は練習やトレーニングを一切しないで、友達とご飯を食べに行ったり、フェンシング以外のことを考えるようにしています。
太田選手にとってのキャプテンシーとは。
今回のロンドンオリンピックでは団体でキャプテンを務めさせていただいたんですが、キャプテンとしてチームを引っ張ることと、個々の良さを発揮させる上では、あまりしばりつけることは良くないと思ったので、今も昔も基本的には自由にさせています。ただやる時だけは、締めます。後は背中で見せるためにも、誰よりも一番練習をして、言わずと伝える事も大事だと思っています。
太田雄貴選手中高生へのメッセージ
小さいころに願った夢は、かなりの部分でかなえられたと思うんですが、今後の目標や夢はありますか。
まだまだたくさんありすぎて、何からかなえたら良いのかわかならいんですけど、僕はまだまだ人生にどん欲です。具体的な内容は秘密です(笑)。
最後に中高生へのメッセージをお願いいたします。
中高生の頃って、一番楽しくて、色々なことに興味がある時期だと思うんですけど、人生をより豊かにする意味でも、遊びたいとか、恋愛をしたいとか、そういう部分を犠牲にする必要があります。何かを達成するためには、そういった事が大事なので、達成したい事と、遊びたい事を必ず毎日天秤にかけて、自分に厳しくがんばってほしいですし、部活やスポーツをやっていない中高生には、まずはadipure を履いて、楽しくスポーツを始めるところからスタートしてもらえたらと思っています。
ありがとうございました。