『all in for #mygirls – 攻めろ、女子。-』
バドミントン 奥原希望

本日の『all in for #mygirls -攻めろ、女子。-』イベントでは、恋に勉強に、そしてスポーツにと何事にも積極的にチャレンジするアクティブでポジティブな《攻め女》たちに、もっとスポーツを楽しむ会として、「女ス会」が行われましたが、攻め女を代表するゲストとして参加されてみていかがでしたか。

ついこの間まで高校生だったので、こんなステキなイベントに出られるなんて思ってもみなくて、バドミントンの試合に出るより緊張しました（笑）。

オープニングのファッションショーでは、ランウェイでバドミントンを披露しましたが。

はい。私自身楽しかったですし、お客様にもスポーツを全力でする楽しさを伝えられたような気がします。

史上最年少 高２で全日本チャンピオンに

奥原選手は、小学校２年生の時に父、姉、兄の影響を受けてバドミントンを始めたそうですが、どんなところが好きですか。

相手とのかけひきが楽しいです。ここに打ったら、ここに打ちかえされてくるから、今度はここに打とうとか、数手先までイメージして試合展開するところが好きです。

練習以外でも、イメージトレーニングとかするんですか。

いや、私はオンオフの切り替えがはっきりしていて、オフの時は一切バドミントンの事は考えないです。

バドミントン以外に何かスポーツをやっていましたか。

水泳をやっていました。でも水泳は、自分の記録との戦いなので、調子の良し悪しがタイムという形ではっきりしてしまうんです。だから私は、相手がいるスポーツの方がいいなって。

バドミントンを続けてきて嬉しかったことは。

世界ジュニアバドミントン選手権大会で金メダルを獲得したことですね。優勝は日本人初だったので。それと、高校２年生の時に全日本総合選手権で史上最年少優勝した事です。優勝した時は、自分じゃないみたいで信じられなかったです。

その二つの大会で結果を出して、何か変わりましたか。

変わりました。もし結果を出していなかったら、今日のイベントにも呼ばれていないと思うし、これからもバドミントンをがんばって、色々なイベントに呼ばれたいです。そして、バドミントン以外の女性アスリートの方と、「女ス会」したいです（笑）。

バドミントンを続けてきてつらかったことはありますか。

世界ジュニアバドミントン選手権大会の前、調子が全く上がらなくて、高校の後輩にも負けてしまって、このままじゃ日本のエースとして戦えないなって壁にぶつかったんですけど、そんな時に、サッカーの長友佑都選手の「上昇思考」って本を読んで、もやもやしたものが取れて、復活しました。

部活以外では、どんな女子高生でしたか。

高校生活全部バドミントンって感じで、入学式も出られなくて、ホントは卒業式も出られなかったんですけど、ケガをしてしまったので、最後の最後で、高校生らしい生活を送れました（笑）。

オリンピックでメダルを獲る

奥原選手がトップレベルを目指したきっかけは。

中学２年生の時に、初めて全国でタイトルを獲って、もっと勝ちたい！ って気持ちがわき出てきたのがきっかけです。

負けず嫌いなんですね。

兄弟が上に二人なので、始めたころはいつも上の二人に負けていて、よく泣いてたので、その影響だと思います。

ちなみに練習では、どんな工夫をしていますか。

私は身長が低い分、ミスが致命的なので、練習中は、一本一本全て試合の一本だと思って全力でプレーしています。だから私が練習にいるときは緊張感でピリピリしてるそうです。

バドミントンを辞めたいって思ったことはありますか。

はい、あります。バドミントンばかりじゃなくて、女子高生らしい生活を送りたいって思う事もあるし、調子が悪い時とか。でも私にはこれしか無いからがんばろう！ って。

奥原選手の今後の目標や、将来の夢は。

ロンドンオリンピックでも中国が全部の種目で金メダルを獲ったので、切り込んで、メダルを獲る事が目標です。

奥原希望選手から中高生へ

最後に奥原選手から中高生にメッセージをお願いいたします。

今、自分の目の前にある事、取り組んでいる事に対して、常に全力でやっていれば、必ず後になって、良かったなって思えるので、がんばってください！

ありがとうございました。