YELL 部活応援プロジェクト [エール]

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NEWS

2017.09.05

考える力の育て方 in 県立鎌倉高校 女子バスケ部

『考える力の育て方』著者 飛田 基さんと、目標達成の要素を探してみた in 県立鎌倉高校 女子バスケ部


今回は、『考える力の育て方(ダイヤモンド社)』の著者である、飛田 基さんと一緒に、スラムダンクの舞台になったことでも有名な、神奈川県立鎌倉高等学校にお伺いしました。


『考える力の育て方』は、3つの思考ツールでものごとを論理的にとらえ、目標達成できる子を育てるための実践本。宇宙飛行士を目指し活動していた飛田さんが、限りない可能性を秘めた子どもたちに向けて書いた、まさにタイトルどおり『考える力の育て方』です。


そこで今回のセッションでは、神奈川県立鎌倉高等学校 女子バスケットボール部のみなさんとともに、チームが掲げる目標に向けて、どうやってその目標を達成するかを考えていきます。




①目標達成に向けての課題の洗い出し


飛田先生が一番初めに聞くのはチームの目標です。
「11月に行われる新人生地区大会で12/50に入り、県大会出場!」
これが、県立鎌倉高校 女子バスケ部の目標です。


その目標達成に向けての問題、課題、おもしろくないと思っている事、愚痴、洗いざらいなんでも言ってもらいます。


・接戦になるとミスが続く
・強いチームに負けてばかり
・ミスしたときにチームの雰囲気が悪くなる
・お互いのプレーに関して指摘しあえない(遠慮)
・判断をしっかりしないことがある
・後付けで言い訳をすると先生から怒られる
・自分が間違っていたと言えない
・試合最後まで集中力が続かない
・自主性が無く、受け身になってしまう
・必要なコミュニケーションを取らずに行動してしまうことがある
・自分のプレーに根拠が無い
・時間の使い方が上手くない
・練習したプレーで上手く行かないと次のプレーも出来ない
・答えを出すのが遅く、沈黙してしまう。
・自分勝手なプレーが多い
・前にも言われたことを忘れてしまい、同じミスを繰り返してしまう。


こうやって聞くと、たくさん出てきます。
でも、この問題点の多くは、どのチームも抱えている問題ではないでしょうか。



②それぞれの課題をつなげ、問題の本質を整理する


次に飛田先生がみんなに投げかけたのは、たくさん出てきた問題点、課題の整理です。


「この問題は、この問題と繋がるよね。」


・「試合最後まで集中力が続かない」→「接戦になるとミスが続く」→「ミスしたときにチームの雰囲気が悪くなる」→「強いチームに負けてばかり」
・「判断をしっかりしないことがある」→「必要なコミュニケーションを取らずに行動してしまうことがある」→「お互いのプレーに関して指摘しあえない(遠慮)」
・「自分が間違っていたと言えない」→「後付けで言い訳をすると先生から怒られる」
・「自分のプレーに根拠が無い」→「自分勝手なプレーが多い」
・・・


すべての問題と問題が繋がりました。ところで、みんなから出てきた問題の中で出てきた「判断をできないことがある」という課題。それって言い換えれば「判断を間違える」ってことだよね。ところでみんなは日頃から判断の練習をしているのかな? そう。判断の練習はしていないんです。



③課題がこうなればイイ!


掲げた目標を達成するため、現在チームが抱えている課題、問題がたくさん出ました。
そしてそれらの問題と問題を繋げ、課題を整理しました。
次にやることは、それら問題がどうなったらみんなにとって良いのかです。


・正しい判断が出来る
・気づいたことを全体に伝わるようなコミュニケーションが取れる
・どんどん次のプレーに何回でも挑戦できる
・プレーを責任持って行うことができる
・・・
イイ感じです!!



④自分で解決できることと、助けが必要なことはどれ?


ここまで整理できてきたらもう少しです!
洗い出しした「こうなりたい!」コト。
これらコトを2つに分類します。「自分で解決できるコト」「周りのサポートが必要なコト」。
さあ、整理できましたか?!



⑤飛田先生の「なつどうふ」


さあ。チームの問題が洗い出され、整理され、どう解決していくのかが分かりました。
これからは、なんとなくやるのではなく、一つ一つの問題を整理し取り組んでいくことが大切だという事がみんなに伝わったはずです。
最後に、飛田先生より「なつどうふ」という言葉を送られました。


「な」にが起こった?
「つ」ぎ(次)、どうなりたい?
「ど」んな作戦でいく? どんな練習をする?
「う」まくいきそう?
「ふ」か(深)く考えずにやってみよう!


これからチームとして問題に取り組むにあたり大切にしたいことは、
「具体的」であること。
「実行可能」であること。
「シンプル」であること。


飛田先生、ありがとうございました!


これからも、中高生の部活動を応援するヒーローインタビューでは、中学校・高校をはじめ、様々なところで「考え力の育て方」のセッションを行っていきます!
県立鎌倉高校 女子バスケ部の皆さん、目標が達成できること楽しみにしています!


読者の皆様、中高生の皆様、ぜひ、「考える力の育て方(著:飛田 基 / ダイヤモンド社)」を読んでいただき、実践してみてください!!

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